学びのまとめ〜備忘録(*^◯^*)〜

一期一会〜今日の出逢いを大切に♫日々学んだこと=インプットしたことはアウトプットしないと記憶に残らないとのことで…本や研修会、調べものからインプットしたことをアウトプットする場にしたいと思います(o^^o)

胃のトラブル…まとめてみた!

◆ピロリ除菌
・ピロリ菌に感染リスク乳幼児期2〜3歳。唾液からの感染も注意。
再感染は年0.1〜2%程度
・タケキャブ(ボノプラザンフマル酸塩)登場でピロリ除菌の成功率がUP!
 →従来のPPI血中濃度が安定するのに3〜4日必要だったが、タケキャブは服用後3〜4時間で血中濃度が最高値となる。
CYP3A4で代謝されるため、CYP2C19が関与するPPIに比べて効果発現の個人差が少ない。
→一次除菌成功率が9割を超える!!
・除菌により胃癌リスクは残るので、定期的に検査を受けることが重要。
・除菌時の軽度の下痢は我慢して飲みきり優先を!
・タケキャブは光に不安定だが、酸に安定で胃酸の影響を受けないので粉砕可能!
ただし、苦味注意!暗所保存を。
CYP3A4阻害薬との相互作用には特に注意。
・除菌に成功すると萎縮性胃炎が改善して胃酸分泌が増えるので、逆流性食道炎には注意!
・除菌後、食欲増進に注意!食べ過ぎはメタボのリスクUP!

逆流性食道炎、胃食道逆流症(GERD)
・基本的にはPPIで対処。タケキャブは重症例のみ。(薬価が高い&強力に胃酸を抑制することの影響が未知。)
・オンデマンド療法
       胸焼けなどの逆食症状が出そうな時だけPPIなどの胃酸分泌抑制薬を頓用させる。タケキャブは効果発現が早いので利用しやすい⁈
・虚弱な高齢者にはH2ブロッカーよりもPPIが安全。
・Caブロッカーは下部食道括約筋(LES)圧を低下させ、逆流症状を悪化させるリスクがあるので注意!
抗コリン剤、プロゲステロン、硝酸薬も注意。
・GERDは生活習慣病。再発防止のためには食生活、生活習慣の見直しを。
(過食、早食い、高脂肪食、喫煙、前かがみ、肥満など)
・GERDは食道上皮が変化したBarrett食道)を合併することあり。食道腺癌への進展注意。

◆機能性ディスペフシア(FD)
・心窩部痛症候群(EPS)
酸に対する知覚過敏から生じる心窩部痛、心窩部灼熱感が主訴
・食後愁訴症候群(PDS)
胃もたれ感や早期腹部膨満感が主訴
内視鏡下で器質的な病変が否定できた患者にはアコファイドを使用。
・ストレスが強く関与→75点主義を!
・ウォーキングがオススメ!
→同じ運動の繰り返しで自律神経のバランスを整える。
脳内物質セロトニン…ストレスで分泌が減るが歩くことで促進される!
→胃腸にも良い刺激となる!!
抗不安薬が使われる場合は、知覚過敏になっているのでそれを和らげるために少量処方されている…と説明を。

PPIの基礎知識☆
長期服用のリスク
・腸管感染症
クロストリジウムディフイシルやサルモネラカンピロバクター、ビブリオなどの感染リスクが高まる
・薬剤性腸炎
水様性の下痢を主訴とするコラーゲン性大腸炎のリスク増加
→水様性の下痢が生じたらPPIの中止を速やかに検討して!
・胃酸分泌抑制により、炭酸カルシウムの腸管からの吸収が低下
→骨折リスク上昇!
(否定する報告もあり!)
・胃酸分泌抑制により、ビタミンB12、鉄の吸収阻害も起こりうるが、通常の食事が可能な患者であれば臨床的に重篤な症状を来たすリスクはまずない。
高齢者、栄養状態が悪い患者では注意!
〜日経DI 2015.5より

うーーん…胃の調子が悪くて食事ができないと元気も出ないから、治せるものは早く治したいだろうな( ̄▽ ̄)