学びのまとめ〜備忘録(*^◯^*)〜

一期一会〜今日の出逢いを大切に♫日々学んだこと=インプットしたことはアウトプットしないと記憶に残らないとのことで…本や研修会、調べものからインプットしたことをアウトプットする場にしたいと思います(o^^o)

お風呂上がりの赤い発疹…要注意❗️

お風呂上がりに赤い発疹が出てる⁈

こんな時に疑うのは…

①コリン性蕁麻疹お風呂上がり、運動中、運動後、緊張などにより汗をかくような刺激によって発症する蕁麻疹。子供から大人まで見られる。大きさは小さく、蕁麻疹皮疹(肌にできる発疹)同士はあまりくっついていない場合が多い。

温熱蕁麻物理的な刺激によって起こる物理性蕁麻疹のひとつ。皮膚の表面に、温熱刺激の負荷が加わることで発症。つまり、お風呂に入ると(お風呂だけではなくて、シャワーでも発症します)、温熱刺激によって蕁麻疹が出る。蕁麻疹の大きさは、コリン性蕁麻疹と同じくらいの大きさ。

この2つ、症状もほとんど同じで、かゆみやピリピリした感覚を伴います。発症しても、早くて数分後、遅くても数時間後には消失していることがほとんど。

治療法は…抗ヒスタミン剤の投与!

コリン性蕁麻疹は、時にアナフィラキシーショックにつながることもあるので要注意!


ということで…アナフィラキシーショックについても再考( ̄▽ ̄)

抗原となる物質に接触・摂取してから、発疹や膨疹のような皮膚・粘膜症状の出現に加えて

(1)呼吸器症状(上気道・下気道)、(2)心血管系症状(血圧低下など)、(3)中枢神経系症状(失神・意識障害など)

(4)消化器症状(腹痛・嘔気・下痢など)

――のうち一つがあれば診断できる。当然、呼吸困難が出現しないこともある。

夕食を済ませて入浴後の蕁麻疹…様子を見てたらトイレに行きたくなり、そこで倒れてしまった!なんと、アナフィラキシーショックの消化器症状の下痢を発症、その後に呼吸困難を起こして倒れてしまった例!!

アナフィラキシーショックといえば、呼吸困難やショックから始まると思ってた!!怖いなーー(⌒-⌒; )

ちなみに、このお風呂上がりの症状は…運動誘発性アナフィラキシーショックの一つらしい。


SNSでいろんなこと勉強できてうれしいーー☆


Point
蕁麻疹など全身に及ぶ皮膚症状では、アナフィラキシーを常に念頭に置く。

Lecture
 アナフィラキシーとは、急性発症の全身性かつ重度な1型過敏症のアレルギー反応である。アレルゲン(原因物質)の経口摂取、皮膚への接触、注射や吸入により出現する。注射では造影剤が臨床上遭遇の頻度が高い。またハチ刺傷などによる昆虫類によるアナフィラキシーも少なくはない。粘膜・皮膚症状に加え、中枢神経症状(意識障害・失神など)、呼吸器症状(上・下呼吸器症状)、消化器症状(下痢・嘔吐・腹痛など)、循環器症状(血圧低下・ショックなど)が出現することで診断となる。
 治療としては、アドレナリン(商品名ボスミン)の大腿外側への筋肉内注射が第一選択とされている。なお、降圧薬であるβ遮断薬を服用中の患者さんに対しては、アドレナリンではなくグルカゴンが第一選択となる点に注意が必要である。