人生の終末期を考える。。。
カラダ、心、暮らし、情報…いろいろな困難を抱えるがん患者さんをどのように支えることが出来るのか…
薬物治療の専門家として深く知っておかなければならないことはたくさんある!
でも…専門分化したからこそてん様々な支援が出来る街の薬局のおねーさまになるための学びもたくさんある!
ってことで…学びの真っ最中の私。
今日は『緩和ケア』について想うところを綴ってみよう。
人生のために命を支える…
死生観というところにも繋がるが、"生きている"ってどういうことなのか?
その答えはきっと一人一人で違ってくる。なので、終末期を考えることはとても大切なこと。
カラダが生きている=生物学的生命=生命
人が生きる=物語られるいのち=人生
それは相互に関係している。
そして…人生の展開のために、医療は土台である生命を支える役割がある。
人生の質=QOLに関与するものはいろいろ。
身体的因子を支えるのが治療的医療。
心理的・社会的・スピリチュアル的因子を支えるのが緩和ケア。
人生にとって最善なのは…生きてて良かった!と思えること。
そのためには本人の人生に注目することが必要。
人生を全うする時の目的
①長生き…元気で長生き出来たらなにより。
②快適な生活…苦痛なく、残っている能力を発揮していく。ここに関わるのが緩和ケア。
本人の人生と生き方を理解して、本人の生き方を尊敬する。
(これはACPに通じるものがある。)
疾患をどうこうするのではなく、生命を脅かす疾患に伴う問題に寄り添い、QOLを優先して考えるのが緩和ケア。
医療者は本人・家族にエビデンスを説明し、本人・家族は医療者に人生や価値観にについて説明し、最善についての個別化した判断が出来るように話が出来る関係って大切。
自分の人生を全うして、その最期の時に満足できるように…
誰も訪れる死を避けることは出来ないけれど、その人らしさを大切にするために緩和ケアの役割は大きいと思う。