学びのまとめ〜備忘録(*^◯^*)〜

一期一会〜今日の出逢いを大切に♫日々学んだこと=インプットしたことはアウトプットしないと記憶に残らないとのことで…本や研修会、調べものからインプットしたことをアウトプットする場にしたいと思います(o^^o)

健康寿命を延ばしましょう(o^^o)

健康で長生きすることって万人の願いですよね(о´∀`о)


今回、整形外科による骨粗鬆症のお話を伺うチャンスをGET!!
興味深い内容で、まだまだ自分の知識不足にも気づいたのでもう少し深く学ばないといけない部分も多く…(^^;
まずは…講義の中で印象に残った言葉のまとめ〜(^^)

 

骨粗鬆症
骨密度が高くても骨折しやすい人。
立っている高さ以下からの転倒での骨折
(脆弱性骨折)がある人。
・転倒しなくても骨折する人の骨は「水で戻す前の高野豆腐みたいな状態」
80歳以上ではちょっとしたジャンプや咳でも骨折する高齢者もいる。
・80歳以上の女性では5割が骨折すると言われており、日本人のガン罹患率にも匹敵する。
・50代で手首を骨折(橈骨骨折)したら、骨粗鬆症予備軍の可能性が高いので骨密度検査をしよう!
・骨折連鎖
一度椎体骨折をしたら、加速度的に骨折を繰り返すことになる。
(大腿骨転子部骨折や他の椎体など次々と骨折を起こす。)
・大腿骨を2回骨折したら歩けなくなることが多く、活動性の低下により生命予後の悪化にも繋がる。
・椎体骨折を3回繰り返すと麻痺が出る。
ステロイド服用+加齢→骨折連鎖のリスクが上がる。
骨粗鬆症の薬の効果が出るには半年くらいかかるので、服用開始して半年以内に骨折した場合はリハビリの問題も考えられる。
・骨折二次予防のためには、適切な介入により骨粗鬆治療薬の服用を継続してもらう必要がある。
・一次予防のためには、骨粗鬆症予備軍の早期発見、治療が大切。
・骨折リスク評価のためにFRAXの活用が推奨される。
https://www.sheffield.ac.uk/FRAX/tool.aspx?lang=jp

・薬物治療に使われる薬の特徴を活かし、それぞれの人のスタートラインの骨密度に合った薬を選択すること。
(ここのところ、しっかりこれからまとめなくては!!)
・骨粗鬆治療薬は安易にやめてはいけない。
服用後3〜5年骨折がなく、骨密度が上昇していたら2年休薬してその後チェックして再開を検討する。
・もし、必要な人に骨粗鬆治療薬が処方されていなかったら薬剤師から医師へ「あるべき薬がないこと」を伝えるように。
・丈夫な骨を保つためには、骨密度と骨強度の両方が必要。薬だけでなく、食事や運動にも目を向けよう!

骨折により生活の質が落ちてしまい、その人らしい人生が送れなくなる…ということがないように、薬剤師として出来ることに取り組んでいきたいなぁ(*´∀`*)

まずは…骨粗鬆症の予防!!!!
今のご時世…若いうちから取り組む必要があるのかもしれません( ̄∀ ̄)

夜間頻尿…困ります…その謎に迫る!??

夜間1回またはそれ以上排尿のために起きなければならない訴え=夜間頻尿

 

在宅訪問に行った際に85歳の方から、最近夜中にトイレに行く回数が増えてね…と相談を受けた。

歳だから…

そうかもしれないけれど、夜中にトイレに行くのは転倒の危険もあって危ない!原因が分かれば解決できるかも…ということで夜間頻尿について調べてみた( ..)φメモメモ           【20060413 ラジオNIKKEI 薬学の時間より】

 

◆原因

①夜間多尿

 ・水分過剰摂取

   水分摂取量が多く、日中は薄い尿を排泄しているものの、体内に水分が貯留

    ↓

   貯留した多量の水分を夜間に排泄するため夜間多尿となる。

 ・高血圧

   高齢者で夜間頻尿がある場合、

    日中の血中カテコラミン値が高く、腎血流量が低下し尿生産量が必要量に

    満たない状態になっている。

    水分過剰摂取と高血圧のため体内の細胞外水分量の割合が増えて心臓に負担が

    かかり、結果としてナトリウム利尿ペプチド(HANP、BNP)が上昇する。

      ↓

    夜間、就寝中にカテコラミンが低下すると腎血管抵抗が低下

    腎血流量が増え、上昇しているHANP,BNPの作用もあって尿の産生が増加

    夜間多尿の状態となる。

 そのほか

 ・加齢に伴う腎鶯宿脳の低下

 ・うっ血性心不全

 ・糖尿病

 ・尿崩症

 ・カルシウム拮抗薬

 ・寒冷刺激

 ・抗利尿ホルモンの日内変動消失

  ★これらの多くは日中も頻尿である。

 

②膀胱容量の低下

 ・高血圧 

   脊髄の排尿反射求心路にはアドレナリンα1D受容体がある

   血中カテコラミンも排尿反射求心路の脊髄内α1D受容体に作用している

   高血圧で血中カテコラミン高値の状態が持続すると常に尿意が早く出現する

     ↓

   膀胱容量の低下が起こる

 ・睡眠障害

   高齢夜間頻尿では睡眠物質であるメラトニンが極端に低下している

     ↓

   睡眠が浅い状態で、少しの尿意で目覚めてしまう

    =尿意覚醒閾値が低下している

 ・脳脊髄機能障害

   脊髄の抑制系介在ニューロンであるグリシンニューロンの活動低下

   (血中グリシン濃度の低下)

     ↓

   排尿反射の求心路の抑制が不十分で頻尿になる

 そのほか

 ・萎縮膀胱

 ・過活動膀胱

 ・残尿の存在

 ・早めに排尿する習慣による膀胱容量の低下

  ★これらの頻尿となる原因は夜間頻尿のみの原因とはならない  

 

◆治療

 ・原因と知るために排尿日誌をつける

   自分の生活を客観的にとらえて自らたいしょほうを考えることが出来る

 ・運動療法

   夕方以降の30分以上のウォーキング

   (浮腫率の低下やカテコラミンの低下がみられる)

   睡眠に対しての効果も加味できる場合がある

 ・前立腺肥大がある場合…ナフトピジル(α1D遮断効果が強いため)

 ・フラボキサート…脳幹に作用し脊髄の抑制グリシンニューロンを活性化する

 ・膀胱訓練…尿意を我慢して膀胱容量を増やす

 

 血液をサラサラにするため、と多量の水分摂取をしている高齢者が多いため注意が必要。

 1日2リットル以上の水分摂取を1週間続けても、早朝の血液粘調度に変化はなく、日中と夜間の排尿回数を増やしただけ、という調査結果もある。

 脳梗塞などの虚血性脳血管障害が多く発生する時刻は早朝や午前中が多いので、脳梗塞予防に水分摂取をするのであれば朝起きた時が良い。

 

なるほど…今回の患者さんも高齢であり、最近血圧が上がってきた、と言われていたので原因としてはいろいろ考えられることがある…

排尿日誌の記録は難しいかもしれないけれど、今度訪問した際に、どのような生活をしているのか、ということをしっかり聞き取ってみてもいいかもしれない。

 

便秘予防に…口が乾くから…と

水分過剰摂取の高齢者はたくさんいる気がするな。。。

もし、ここに薬が関連して悪さしているなら薬剤師として成敗しなければ!!!

そして…可能であれば…運動療法を勧めたい!!!

 

漢方を学ぼう!活用しよう!~漢方調剤フォーラム まとめ~

漢方薬が保険収載され、医学部教育の中でもカリキュラムとして導入されてきている今日この頃…

薬物治療の専門家として「漢方薬」を理解できていないというのは片手落ち!!と漢方の勉強を始めたのは…6年前!!

地元の漢方研究会に通い、日常業務の中で処方される漢方処方と患者さんの言葉から多くの学びを得ることが出来ています。

なにより…私はもともと漢方の考え方が大好き~ってことで楽しくて仕方ない~♪♪

ということで…今回はいつもご教授頂いている先生が基本から話をしてくださる研修会に参加して漢方薬について再確認してきました(*^^*)

 

漢方医学東洋医学の違い

 西洋医学(蘭方

 ・数値を正常値や基準値に戻す⁺悪いところを取り除く

   →薬や手術などで体の動きの肩代わりをする

    測定できない現象を把握することが難しい

 東洋医学(漢方)

 ・自然治癒力を引き出し、健康維持や病気を改善⁺バランスの崩れを戻す

   →病気は患者自身が治すもの

    西洋医学のマイナス面を補う

 

◆西洋薬と漢方薬の違い

 西洋薬

 ・1種類の化合物である程度の量がないと薬剤にならない

 ・薬が作用して〇〇の値を正常化する

 ・いつでも薬

  →成分の作用を理解する=化学式

 漢方薬

 ・数十種類以上の化合物の集合体

 ・個々の量は少なく、体のシステム(治癒力)を正常化する

 ・病態と呼応した時だけ薬(体のバランスが崩れたときにバランスを戻す働き

  →生薬の作用を理解=五味・五性

 

 ★そう!漢方薬は様々な検査ができない時代に患者さんの訴えをしっかりと聞いて、その訴えからカラダのどういったバランスが崩れているかを見極めて処方されていた!

そもそも西洋医学とは考えが異なる…なるほどです!

 ★漢方処方を構成する生薬の働き(温める?冷やす?持ち上げる?下げる?など)を理解して、目の前の患者さんのどこのバランスが崩れて調子が悪いのか、その症状を改善するためにこの漢方薬がどのような働きをするのかを伝えていきたいと思います!

 

◆漢方の服用方法

 空腹時服用の理由

 ・生薬の有効成分である配糖体が大腸の腸内細菌によって加水分解されて吸収されるため、空腹時投与によって速やかに成分を大腸に運んで吸収を早めることが出来る。

 ・作用が穏やかなので胃の負担が少ない

 ・空腹時の方が胃の中が酸性なので、副作用に注意が必要なアルカロイド(麻黄、附子など)の吸収が穏やかになる

 →しかし、食前、食間という根拠は不明なのであまり神経質になる必要はない。

 ★同時に服用する西洋薬があれば相互作用のこともあり30分くらいは服用間隔をあけたほうがいいかもしれないが、相互作用、副作用など問題なければまず1日量をしっかり飲む、1日3回飲む!というコンプライアンスを優先することが大切。

 ★患者さんが漢方薬についてどのようなイメージを持っているか…それによって薬剤師が行う服薬指導も変わってくる。患者さんの想いを理解しつつ、治療効果を上げることのできるアドバイスが出来るようになりたいもの!!

漢方が処方されたことに期待が持てるようにサポートしていこう!!

 

◆小児に漢方薬を飲ませる工夫

 ・熱いお湯にエキス剤を溶いて、冷ましてからストローで飲む。

  →ストローで飲むことで口の中に味が広がらない。

 ・慢性疾患で服用継続するためには母親の熱意も必要!

  →長期で服用する意味を子どもに説明する、食生活の改善など親のアドバイスを子どもが聞くように話をすることで治療効果も上がる。

 

◆高齢者の服用方法

 ・口内乾燥、入れ歯に挟はさまる、のどにつっかえる→注意が必要!

  →子どもと同じようにお湯に溶かしてストローで飲む。

   1日分を一度のお湯で溶かして分けて服用する

   (溶かして1日のうちに飲み切れば問題なし。)

 

漢方薬の注意点

 ・高齢者は乾燥気味なので「乾かす」漢方の長期処方は注意

 ・補剤は不足しているものを補っていくので症状改善するためには時間がかかる

  →いつまで飲んだらにどうなるのか、という目標を患者さんに説明することが必要。それにより、患者さんの服用に対する期待感も変わるかもしれない。

 ・麻黄湯

   発汗させて解熱する漢方。そのため体力がない人には使えない。

   子どもは早めに受診することもあり、インフルエンザでも使用可能だが高齢者は体力が低下していることもあるので注意。

   水分はしっかり摂って発汗による脱水注意。

 

漢方の世界はほんとに奥が深くて…養生につながる部分も多いので、漢方を学ぶことで生活全般を見直せるようなアドバイスが出来るようになると実感!!

五味・五性を理解するだけでもほんとに理解が深まります♪

そして…何より…自分や家族のためにも使える知識でもあります!

 

いろいろなエビデンスも出てきており…古くて新しい漢方をこれからも楽しもう( *´艸`)

 

 

 

ジゴキシン 要注意!!!!~実践薬学 コラムより~

ジゴキシンが処方された高齢者に立て続けに出会った。。。

最近あまり出会うことのない薬ですが、有効血中濃度が狭く、電解質のバランスにも敏感に反応するので要注意!!!

まさに…ハイリスク薬!!!

 

そういえば!実践薬学にとってもわかりやすいまとめがあった!!と思い出して復習 復習。。。

 

●有効治療血中濃度範囲 0.5~2.5ng/ml

  中毒域と有効域がオーバーラップしているところがある

  ★薬局で血中濃度を確認することは困難な場合が多い

 

●投与に注意が必要な患者

  電解質バランスが崩れた状態(低K血症、高Ca血症、低Mg血症など)

  腎疾患、血液透析を受けている患者

  甲状腺機能の低下している患者

  交感神経系が亢進した患者

  心臓に器質的変化のある患者

  高齢者

  →ジゴキシンの感受性が亢進しており可能性がある

  ★血中濃度に頼るだけではなく、正確な臨床状態の把握とジゴキシン中毒症状の知識が必須!!

   経口投与の場合は、小腸上部での吸収が不完全で個体差が大きい!!

   他剤との相互作用もあるので患者ここでの観察が重要!!

 

ジギタリス中毒の症状

 初期症状 

  消化器症状…食欲不振、悪心、嘔吐、下痢など

  眼症状…視覚異常(光がないのにちらちら見える、黄視(視界が黄色く見える)、緑視、複視など)

  精神神経系症状…めまい、頭痛、見当識障害、錯乱、妄想など

 不整脈…高度の徐脈、二段脈、多源性心室性期外収縮、発作性心房性頻拍など

  重篤な房室ブロック、心室性頻拍、心室細動に移行することがあるので注意

 ★初期症状に先行して不整脈が現れることがある。

  →減量、休薬、などの適切な処置を行うこと!!

 

ジゴキシンの効果を増強する因子

 ・高Ca血症

   原因:カルシウム含有製剤、ビタミンD3製剤、

 ・低K血症

   原因:利尿剤、インスリン、甘草含有漢方薬、抗菌薬、抗パーキンソン病薬、

      下剤(長期服用時)、ポリスチレンスルホン酸塩(効き過ぎ、漫然投与)

      副腎皮質ホルモン剤

      下痢・嘔吐

      (脱水が加わるとジゴキシン血中濃度上昇が加わりリスクが上がる)

  ジギタリス中毒が疑われた場合、投与の中止と血中カリウムの正常化を考慮すること(K値の確認を行うこと!!)

  ★ジゴキシンは心筋細胞のNa⁺/K⁺-ATPase(Na⁺-K⁺ポンプ)を直接阻害する。

   (Na⁺のくみ出しとK⁺の取り込みを阻害する=細胞内のK⁺低下)

   血中K⁺が減少しているとK⁺の流入が抑制される=ジゴキシンの効果増強

 

なるほど!!

投与に注意が必要な患者の症状、電解質、併用薬、そして患者にジギタリス中毒の症状がないかをチェックすること!!

ここから、アセスメントしていくことでハイリスク薬の服薬指導がもれなく出来る!!

 

食事(食欲)、運動(ふらつき)、便通(下痢など)という生活の暮らしを見つめる視点を持つことはここでも基本となるな~と思いました( *´艸`)

 

 

 

発達障害〜脳のタイプ〜について学ぶ(^^)

専門医からのレクチャーを聴くチャンスをGET!!

発達障害と診断される子どもは10人に1人と聞いて…考えさせられました。

では、その特徴とは…

 

◆小児期
・集団の中で学ぶことが苦手。
・みんなと一緒…であることが難しい。
・自立する時期に自己理解をすることが出来ず、アイデンティティの確立が難しい場合がある。
→得意なこと、苦手なこと…自分のことを知ることが難しい。
・得意だと感じることが少なく出来ないことが多くなると、対等な人間関係を作りにくい。
・思春期…こんな自分で生きていこう!という時期の過ごし方が難しい。
・ゆっくりとした自分の特徴への気づきが必要。
・早期発見をすることで、その子に合った療育の基礎を築くことが出来る。
・みんなと違っても、その子にとって今必要なことを学ぶことが大切。
・早期介入はそれぞれの子どもの育ちを守ることが目的。親の不安を軽減するためにそれぞれの家庭に合った助言が必要。
発達障害のある子どもは、自分はなぜこんなに苦しいのかという“分からなさ”による不安が強い。
→子どもがわかるように説明し相談に乗ることが大切。しんどかったことに理解を示した上でどうなりたいか?の話をする。
発達障害のある子どもは傷つきやすく、褒められることが少なく、安心感を得られにくい環境にいることが多い。自分は出来るんだ!という体験が少ない場合がある。
・小児の方が薬物治療の効果が出やすく、その後の指導、学習へのとっかかりを作ることが出来る。

 

◆成人
・全員に診断を下すことは不要。不適応がある場合に診断を下す。社会の支援があれば診断不要な場合もある。
・企業が診断を求める場合は診断することで企業は何ができるのか、を確認する。
・みんなと一緒にであることを押し付けない。
・継続的な支援が必要。
・本人の不安のあり方を理解すること。

 

小児が専門医に診てもらって診断を受けるための待ち時間が半年くらいあるらしい。
その間は焦らず過ごしてもらいたいとのこと。

診断を受けることがその人の人生にどんな影響があるのか…と思いつつ。

いろんなタイプが混合していることもあるのでそれぞれの対応は違ってくる…
そういった相談にも乗ることのできる地域の薬剤師でありたいと思う。

 

個性を大切に。
適材適所…その人らしさをしっかり発揮できる場所が見つかれば…きっと活躍できるはず(^^)

高齢者の痛み止め〜実践薬学 再読〜♫

最近、近医よりセレコックスがよく処方される。

先生がメーカーの勉強会に行ったとか行かないとか…

それはさておき!

ここで…以前読んだ『実践薬学』に、セレコックスについての項があったことを思い出して再読〜まとめてみた(=゚ω゚)ノ

 

●高齢女性とセレコックス

・健康高齢女性では非高齢男女に比べてCmaxおよびAUCいずれも約220%に達している!

   →セレコックスについては、高齢女性である!ということが副作用に注意が必要な独立因子である。

・健康高齢女性では半減期も非高齢男女11.2時間±3.71→17.77時間±7.43へと大幅に延長している!

   →最大値の25.2時間近くまで延長していたら1日1回服用で充分効果が期待できる。

★高齢女性にセレコックスを投与する場合、薬理作用の過剰発現に注意するとともに、場合によっては1日1回を提案する。

 

なるほど!なるほど!

新たにセレコックスが処方されている高齢女性で夜の服用を忘れても痛みがない…という場合は1日1回で充分なのですね〜(´∀`=)

 

今後の経過をしっかり追って、患者さんごとに適切な用法用量の提案が出来るように…

しっかり薬歴にも残していきたいなぁ〜*(^o^)/*

 

『実践薬学』と『実践薬歴』のコラボ✨✨

興味深すぎるーーー(≧∀≦)

オーラルフレイルって何??

フレイル=『虚弱』を示す言葉。

このフレイルが口腔内で起こる、また口のフレイルな介護の重度化の入口にあたるのではないかとして定義されたもの=オーラルフレイル

 

口腔機能が弱いと、栄養が摂りづらくなったり、口腔機能低下症のような老化に伴う疾患につながる。

 

●オーラルフレイルの4つの段階

①社会性、心のフレイル期

       歯磨きなど患者さん自身で予防

②栄養面のフレイル期

       介護予防的なアプローチ

       地域包括ケアなどで対応

③身体面のフレイル期

       口腔機能低下症

       歯科医による対応が求められる

④重度フレイル期

       嚥下障害専門の歯科医が対応

 

●嚥下機能の回復

    脳卒中患者で退院時に嚥下が回復せず、胃ろうを導入する場合、遷延する嚥下障害と急性期で短期導入で終わる場合がある。

しかし、現状ではずっと食べられない…と思ったままの方も多い。

    喉や咀嚼筋などの嚥下に関連する筋肉は両側性に支配されている。

つまり、右脳の機能が破損しても左脳が残っていれば、急性期に意識障害などの影響で嚥下障害があっても嚥下障害は回復することになる。

 

   また、骨折入院後、嚥下機能が低下して胃ろうになった場合。廃用症候群や低栄養が原因となっていることが多いので、これらを予防し改善するために筋力を低下させないことが大切。

それ以上に、日常生活の中で体を動かすことを意識すると改善が早くなる。

・寝たきりより、少し体を起こす

・座るだけでも良い(端座位)

・立つことができる人はスクワットをしてみる

★筋力アップ→最大筋力の7〜8割を使っていく必要あり

★筋力維持→3割程度で充分=生活のために動いていれば簡単に達成できる量!!

 

●患者さん自身知ることが大切

・歯科医…患者さんが食べることで困っているから何か手助けをするために訪問する

・薬剤師…患者さんが薬物治療を受ける上で困っていないか、日常困っていることに薬が関係していないか。その人の困ったことを探して、それは薬にどのように関係しているだろうという視点でみる。


  ★患者さんの困りごとを解決しに行っていて、困りごとに対する原因を探ったり、その問題以外にできることはないかと考えること、患者さん自身としっかり向き合うことが在宅医療では重要になる!!

 

この患者さんは…食べれている?眠れている?排泄できている?

そんな生きる上で基本となることを大切にすること!!

                                  調剤と情報  9月号より。

 

ふむふむ…食べることって本当に生きる基本となるもの〜!!!

そこから患者さんのことを知っていくことは真の意味で患者さんを支えることになるのかもしれないなぁ(´∀`=)