学びのまとめ〜備忘録(*^◯^*)〜

一期一会〜今日の出逢いを大切に♫日々学んだこと=インプットしたことはアウトプットしないと記憶に残らないとのことで…本や研修会、調べものからインプットしたことをアウトプットする場にしたいと思います(o^^o)

ウルルン生活 目指しましょうーーー(^^♪

本日、潤いの漢方について学びました!!

 

人間の体はバランスが崩れると調子が悪くなる…

陰(水分)陽(エネルギー)のバランスが崩れて

●陽が多すぎるのが「実熱」

余分な熱をとるために解熱剤を使って体温を下げることで対処出来ます!

一般的な発熱…ですね。

●陰が不足ている…これが漢方が得意とする「虚熱」

高齢になり水分不足(陰虚)となり微熱が出る。この時に解熱剤を使用すると熱(エネルギー)が奪われて体力が落ちてしまう。

こういう時は水を補って(補陰)バランスをとることが大切!

虚熱の症状としては…のぼせ、ほてり(特に手のひらや足の裏など体の中では陰に当たる部分)微熱、寝汗(夜…陰の時間に症状が出る)舌色紅、少苔または無苔

そういえば…微熱が続いて、寝汗もひどくて、口も乾くし、便秘もするし…という恒例の患者さん、よくおられる気がします(-_-)

自然の甘味や酸味(きゅうり、なし、トマト、メロンなど)で体を潤すようにする、香辛料など辛みの強いものは避けること!!

日頃の食生活も関係している…まさに「医食同源」ですね~

 

陰虚に使われる漢方の違い!!

●六味丸…補陰の代表

●生脈散(一般用)…麦門冬、五味子、人参=気陰両虚(エネルギー+水分不足)

●清暑益気湯…生脈散+黄栢、黄耆=気陰両虚→夏でなくても使えます!

●麻子仁丸…高齢者で体が乾燥した状態の便秘に使用。大黄を含む!

     大黄は腸を冷やしてしまうので注意!

     厚朴、枳実、芍薬は気を巡らせておなかの痛みを和らげる

●潤腸湯…地黄、当帰、桃仁=補血活血=血虚の改善

    大黄、麻子仁=麻子仁丸より少ない

    厚朴、枳実=気を巡らせる

    ★向精神薬による便秘に効果あり!!

●滋陰降火湯…熱を冷ます力が麦門冬湯より強い

       (知母、黄柏、天門冬を含む)

      黄色い痰、発熱に効果がある

●滋陰至宝湯…逍遥散がベースとなっており、自律神経不安定な症例の咳に使用。

 

高齢になると、だんだんと体の中から水分が失われ、水分を保持することが難しくなり乾燥していく。

それにより、口渇、皮膚の乾燥による痒み、腸の乾燥による便秘が起きてくる。

仕方がない変化ではありますが、少しでも症状を和らげるためには水分補給は必要ですね!!!

 

今の季節であれば、潤す代表が…梨!!!おなかを冷やさないように蒸して食べている中国の方って本当にすごいな…と思います( *´艸`)