目の前の患者さんが意識不明に…対応を復習~( ..)φメモメモ
待合に座っていた患者さんが急に意識を失ってしまったら…
在宅訪問した時に患者さんが倒れていたら…
医療者として出来ることはなにか…まとめてみました!
患者急変とは…
①薬局内
苦しんで胸の痛みを訴える
意識消失による転倒
②在宅訪問時
死戦期呼吸
急な痙攣や四肢の異常な動きなど
食べ物や飲み物の誤嚥
★速やかに119番通報すること!!!!
→救急車が到着するまで平均8.5分
救命のABCDEを実施する
可能な限り患者状態を把握して救急隊に情報提供する
A(Airwey:気道確保)
口腔内に異物はないか、誤嚥の有無はないか?
舌根沈下など気道閉塞はないか?
B(Breathing:呼吸の評価)
呼吸様式に異常はないか?(呼吸数の正常範囲は20回/分)
左右の胸郭の動きに差はないか?(緊張性気胸、無気肺など)
死戦期呼吸ではないか?(あごの動きを確認する)
呼吸音の異常はないか?(可能であれば前胸部、側胸部の聴診を行う)
血中酸素飽和度は?(パルスオキシメーターを利用。数値を記録して申し送り)
C(Circulation:循環の評価)
脈拍、血圧の測定(橈骨動脈、総頚動脈の蝕知、記録を迅速に行い申し送り)
脈が弱く速いかどうか、皮膚が冷たく湿っていないか。
毛細血管再充血時間(Capillary refillinng time:CRT)の測定
爪床圧迫法…5秒間手爪を圧迫して血流が戻り再充血するまでの時間を測定する
2秒以上かかれば心停止を疑う。
D(Dysfunction of CNS,Disability:中枢神経障害の評価)
瞳孔径の測定(正常 2.5~4㎜、瞳孔不同、対光反射の確認)
意識レベルを評価(JCSの1桁~3桁だけでもよい)
E(Exposure、Environmental control:脱衣と体温管理)
全身状態の評価(アレルギーなどの発疹の有無、活動性出血がないか脱衣による観察)
外傷、アナフィラキシーショック(食物、咬傷)
→代償性交感神経亢進の結果、四肢冷感、湿潤、頻拍などが次第に出現する
低体温になっていないか?…低体温があれば毛布などで保温
大量服薬あるいは毒物の摂食をしていないか?…患者周囲を観察する
突然目の前に起きたことに対しても、落ち着いて対応できるように…日ごろからしっかりと復習して、知識を自分のものにしておかなければいざというときには動けない…
と実感している今日この頃です(>_<)