学びのまとめ〜備忘録(*^◯^*)〜

一期一会〜今日の出逢いを大切に♫日々学んだこと=インプットしたことはアウトプットしないと記憶に残らないとのことで…本や研修会、調べものからインプットしたことをアウトプットする場にしたいと思います(o^^o)

女性の一生…ドラマティックであ~る♪

女性ホルモン…これをなくして女性の人生は語れない。

系統的に学ぼうとOATHAS研修会に参加!!

アドバンスコース 1回目は…更年期について( ..)φメモメモ

 

女性の一生は、女性ホルモン(エストロゲン)の大きな影響を受けています!

閉経前後10年(50歳を中心にした10年程度)は「更年期」と呼ばれ、エストロゲンの急激な低下が起こります。

寿命が延びることにより。閉経年齢後、女性ホルモン欠乏状態で生きていかなければならない時間が長くなっています!

そう!この時間をどのように過ごすのか、どうやって生き残るのか…

元気で楽しく過ごすために出来ることをオススメするのも薬剤師の仕事です♪

 

◆閉経とは

・1年間(12か月以上)の無月経を確認することで判定

・FSH値40mlU/ml 以上 かつE2値20pg/ml以下 をもって閉経後と判断

  FSH(卵胞刺激ホルモン)…40歳以上で上昇したら閉経間近と考えられる 

  ★周閉経期…FSHが上昇して、E2が下がる

 

◆人のエストロゲンには…

・E2(エストラジオール)

  ピル、HRTに使われている(卵巣で産生される)

  性成熟期の主たるエストロゲンで最も活性が高い

・E1(エストロン)

  副腎由来のandrostenedioneから脂肪組織で産生される

  閉経後の主たるエストロゲン(活性 E2の60%)

・E3(エストリオール)

  胎盤で産生される

  妊娠期の主たるエストロゲン(活性 E2の10%)

 

エストロゲンの「ゆらぎ」による諸症状

【更年期症状】

 自律神経失調症(血管運動神経系症状)

  顔のほてり(ホットフラッシュ)、のぼせ、異常発汗、めまい

 精神神経系症状

  倦怠感、不眠、不安、憂うつ、記憶力低下

エストロゲン欠乏関連疾患】

 高コレステロール血症、心血管系疾患(LDLコレステロールが上がり始める)

  動脈硬化、高血圧、冠不全、脳卒中

  ★40代以降、乱高下しながら血圧が上がっていく→減塩、家庭血圧測定が大切!

 骨量低下、骨粗しょう症(骨量が減り始める)

  腰痛、橈骨骨折、大腿骨近位骨折

 泌尿生殖器の萎縮症状

  老人性膣炎、外陰搔痒症、性交障害、尿失禁

  ★膣の乾燥、硬くなる…エストロゲン膣錠→クロマイ膣錠の順に使うとよい。

   尿失禁の場合は、骨盤底筋体操や膀胱訓練にも取り組む

 

◆更年期の様々な症状

 頭痛、めまい、耳鳴り、物忘れ、集中力低下、不眠、不安定、疲労

  →甲状腺機能亢進症や理宇松名dの自己免疫疾患の場合もあるので注意。

 

エストロゲンと体のバランス

 エストロゲンが作用する部位・機能  エストロゲンが欠乏して起こる症状・障害

  脳・神経障害         →  物忘れ・うつ

  循環器(心血管系)      →  心血管リスクの増加(狭心症心筋梗塞

  脂質代謝           →  脂質代謝異常  

  (コレステロール中性脂肪)     (コレステロール中性脂肪の増加)

  乳房             →  乳房の萎縮

  皮膚             →  皮膚の萎縮・色素沈着

  骨              →  骨量の低下(骨折)

  生殖器(子宮、膣)      →  性器の萎縮

  泌尿器(膀胱、尿道)     →  排尿障害

 ★更年期にみられる「微小血管狭心症」=ヘルベッサーが奏功する

                    ニトログリセリンは効果なし

 

◆簡略更年期指数(SMI)と更年期障害

SMI(更年期指数)

更年期症状の重症度をみる方法はいくつかありますが、更年期指数(SMI)は、簡便に更年期の不調をチェックするものです。
 
ただし、たとえ点数が低くても、辛い症状がひとつでもあるようなら、婦人科の受診をお勧めします。また、骨粗鬆症動脈硬化などの生活習慣病が隠れていることもあります。
 
 SMIチェック表

 
1.顔がほてる 10 6 3 0
2.汗をかきやすい 10 6 3 0
3.腰や手足が冷えやすい 14 9 5 0
4.息切れ、動悸がする 12 8 4 0
5.寝つきが悪い、または眠りが浅い 14 9 5 0
6.怒りやすく、すぐイライラする 12 8 4 0
7.くよくよしたり、憂うつになることがある 7 5 3 0
8.頭痛、めまい、吐き気がよくある 7 5 3 0
9.疲れやすい 7 4 2 0
10.肩こり、腰痛、手足の痛みがある 7 5 3 0
合計点  

 

SMIの評価

0~25点 異常なし
26~50点 食事、運動に気を付け、注意を
51~65点 更年期・閉経外来を受診しましょう
66~80点 長期間にわたる計画的な治療が必要
81~100点 各科の精密検査にもとづいた長期の計画的な治療が必要

 

エストロゲンの分泌減少と体に現れる症状

  早い時期に現れる症状

   のぼせ、ほてり、発汗、不眠

  遅い時期に現れる症状

   骨粗しょう症、道間y区硬化症、心臓病、萎縮性膣炎、尿失禁など

 

 

うーーーん…

奥が深い…様々な症状で悩んでいる患者さん、40代後半になったら気にしておいたほうがいい…更年期症状ですね。。。